地震に強い建物をつくるためには、単純に耐力壁を増やすだけでは不十分です。耐力壁の配置バランスが非常に重要で、バランスが悪いと、かえって地震時に建物へ不均等な力がかかり、損傷のリスクが高まります。
また、耐力壁を不用意に増やしすぎると、部屋の区切りが多くなってしまい、生活動線や希望される間取りプランに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、建物の平面計画とリンクさせながら、構造設計を同時に進めていくことがとても重要です。
私たちは、耐震等級3の長期優良住宅を多数手がけてきた経験があり、どのように補強すれば耐震性能を効率よく高められるか、実践的なノウハウを蓄積しています。さらに、耐震等級3の構造設計をすべて自社内で行っており、間取りの打ち合わせと構造設計を並行して進めることが可能です。
これにより、お客様のご希望に沿った間取りを実現しつつ、バランスの良い補強で安全・安心な住まいを効率よく設計することができます。