「絶対に替えない替えられないもの」それは柱や梁、筋交などの骨組みそして基礎、いわゆる構造躯体です。建物の寿命とは何で決まるのでしょうか？木材やコンクリート、鉄筋などの材料自体の経年劣化による寿命よりも住まう人のライフスタイルの変化に対応出来なくなって仕方なく取り壊され寿命を終えることの方が多いように思います。
当社の強みは、この構造計画の秀逸さに有ります。社寺建築で養った木材の選別眼、木組みの手法に加え後々の大規模なリフォームにも対応できるフレキシブル性を確保しながら大地震にも耐える強靭性を確保した構造計画をご提案致します。
長年自社内で、構造計算による耐震等級3を取得出来るまでの構造設計スキルを磨き上げてきました。木材の特性を知り尽くした優れた大工の木組みのノウハウとの合わせ技で他にない強く永く使える構造躯体を提供致します。

躯体の耐久性強靭性や省エネ性能は、大事だけれど生活していく中では、あまり意識されるものではありません。生活に潤いをもたらすのは、やはり構成素材もふくめた住空間デザインにあると思います。直接触れることの多い床や家具は触覚から、見た目に奇麗な左官塗りの壁や暖か な照明の色などは視覚から、ふと感じる桧の木のにおいは臭覚から、屋根をたたく雨の音は、逆に室内の静寂を際立たせたり、料理をおいしく頂ける無垢の木のテーブルであったり臭覚、味覚も含め、住んで楽しいを提案致します。

住空間デザインで素材選びと並んで重要なのが動線計画です。住まう人の生活パターンから最 適な部屋の配置を導き出し、最良な生活動線を導き出します。この作業の根本は、住まう人との 密なコミュニケーションに有ります。会話の中には、本当に喜んでもらえる「我が家」を造り上げるためのヒントがたくさん隠されています。そんなヒントを道しるべに正解を導き出す。私たち求められる最も大事なスキルの1つです。