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こんばんは。中野です。少しブログ更新が滞ってしまいました。外部足場の解体が終わった安心寺の進捗を報告します。
懸魚もうまくついて、格好良くなりました。写真を良く見ていただくと、破風どおしの合わせ目の上の方に隙間が空いて見えていますね？これは大工がヘタ？なのではなくてちゃんとした理由があります。長い年月のうちに小屋組の材と材との組み付けが落ち着き、屋根の荷重でほんの少しですが棟の位置が下がったときのことを考慮しているのです。出来上がった時に破風の合わせ目をしっかり合わせてしまうと、棟の位置が下がることで破風どおしのつくる角度が浅くなり、破風の合わせ目の下端に隙間が生じてしまうのです。大工は、そんな時間的な変化さえも考慮しています。

内部もほぼ大工工事が完了しました。順次仕上げ工事に移っていく予定です。